スプレー式の消火器をお持ちの家庭も多いのではないでしょうか。
そんなスプレー式の消火器は、大体3年が使用期限になっています。
毎回使い切るものでもありませんよね。
そんな中身がある時に迷うのが、捨て方。
勿論、使った後でも迷ってしまうかもしれません。
捨てる時にどんなことに気をつけたらいいのか気になりませんか?
そんなスプレー式の消火器の捨て方、注意点などをまとめさせていただきました!
消火器の捨て方はスプレー式だけ違う!捨て方の具体的方法
さて、消火器を捨てるにはどうしたらいいのでしょうか?
普通、国内製造された大きな消火器は、特定窓口に有料で引き取っていただきましょう。
主に「消火器の販売代理店」「防災・防犯事業者」が特定窓口を担っています。
平成27年3月現在、全国に5,291箇所あるそうです。
しかし、スプレー式の消火器は異なります。
中身を出し切ってから、穴を開けてスプレー缶として出すそうです。
中身を出す時には、ポリ袋などの中に出し切るといいでしょう!
この方法を試した方のお話だと、20秒程で止まり噴射の勢いも全く強くないそうです。
普通の消火器のように、白い粉のようなものが出るわけでもなく、最後に少し泡が出て止まるようです。
台所に置いておいて本当に初期の消火に使うためのものとして考えられているので、やはり出し切るのも早いようです。
販売会社様のホームページにて、詳しいやり方が説明されていましたので、ご紹介させていただきます。
- 大きなゴミ袋(30ℓほど)に、数枚新聞紙を丸めて放り込む。
- 中身は液状なので、新聞紙に吸い込ませつつ放出する。
圧力がなくなるまで、放出しましょう!
- 圧力が無くなるまで放出した缶は、地域の規則に従って捨てる。
- 中身の消化液を吸い込ませた新聞紙は、燃えるゴミで捨てる。
こちらのやり方では、穴をあける とは書いていませんね。
地域によって、穴あけ廃棄か、そのまま廃棄か差がありそうです。
穴をあけるかどうかは、お客様相談室に聞いてみるとよさそうですね!
また、メーカーさんによっても処分方法が異なる場合もあります。
各メーカーさんにお問い合わせしていただいた方が、確実だと思います。
消火器の捨て方(スプレー式)で注意する事
では、捨てる際に気をつける事をみていきましょう。
どんな事に気をつけるべきなのでしょうか?
噴出する時・穴をあける時の2段階で見てみましょう。
噴出する時
- ゴム手袋などをする。
- 必ず屋外でやる。
- 肌に消火剤がかからないようにする。
- 肌や他の物に付着した場合は、すぐに水で洗ってください。
- 万一、目に入った時は目を水でよく洗い流す。
- 目に傷みを感じるなら、医師の診察をすぐに受ける。
缶に穴をあける時
- 穴をあけるかどうかは各自治体に問い合わせる。
- ストーブやガスコンロなどの近くであけない。
- 中身が入っていないかしっかり確認する。
中身を出せない・出し切れない時は、缶に掲載されているお客様相談室や、メーカーさんの電話番号にかけて相談してみましょう!
※メーカーや製造年度によって処分方法が異なる場合もあります。
また、穴あけが怖い時はお住いの区役所などに問い合わせてみたらいいかもしれません。
スプレーパンチという、缶専用穴あけ器もありますので一度ご覧ください!
まとめ
家庭用消火器のスプレー式…一本あると、万が一発火した時に安心ですね!
使用期限に気をつけて保管しておきましょう!
ですがスプレー式で対応できるのは、本当に初期の発火のみだと思います。。
集合住宅の方は、備え付けの消火器の場所を把握しておきましょう。
一軒家の方は、自宅に一本は普通の消火器を置いておきましょう。