竹の花って聞いたことありますか?
竹やたけのこなんかはごく一般的ですぐにイメージできますが
竹の花といわれてもどんなものか
ピンと来る人っていないのではないでしょうか?!
しかもこの竹の花、とても珍しく
120年に一度しか咲かないと言われているんだとか!
そんな気になる竹の花について調べてみましたので
紹介していきたいと思います!
竹の花が咲くと寿命なの?120年に1度なの?
竹というのはイネ科の植物です。
たけのこの頭がひょこっと出てるなーと思っていると
一週間後には立派な竹になっちゃっててビックリする!
なんてこともありますよね。
竹やたけのこは見たことあるけど
竹の花ってどんなものなんでしょうか?
竹の花はめったに咲くものではないそうです。
竹は発芽してから長い年月をかけて地下茎によって繁殖を続けます。
しかし、ある一定の時期に達すると花を咲かせて種子を実らせて
その後すべて枯れてしまうのです。
竹の種類によって開花周期は様々ですが
だいたい60年~120年であると言われています。
120年周期だと竹の花を一生見ないままということも有り得ますよね。
ちなみに、マダケ、ハチクは120年周期。
ホウライチクは60年~120年周期。
オカメザサは40年周期であるといわれています。
たけのこは、一固体の地下茎から直接生えてくるという無性生殖です。
そんな無性生殖から出来上がった竹林が
最後に花を咲かせることでおしべとめしべが交配して種を作り
新しい竹林を作る準備をする、という仕組みになっているんです。
しかも、種子がとれたとしてもまいてもほとんど発芽しないんだとか。
花が咲いて種子ができても、そこから竹を育てるということは難しいんですね。
それにしても無性生殖なのに種を作る必要があるんだ~
なんて思ってしまいますよね。
それは、無性生殖ばかりだと環境の変化に耐えられないということで
枯れる前に有性生殖をするんですって!
なんだか神秘的な話ですよね!
竹の花というのは、黄色くぶら下がっているような形をしています。
花といってもそんなに華やかなものではありません。
6月~7月頃に咲き、その前兆としては春にたけのこの発生が極端に少ないとか
小さくて細い竹しか生えてこないとか
枝から葉にかけて異常があるといったようなことがあるんだそうです。
竹の花が咲くと不吉?いわれや真相は?
竹の花が咲くと、不吉だといわれています。
えっ!花が咲くのに不吉なの?と思いますが
120年に一度しか咲かないというレアな現象ですので
そう思っても無理はないかも・・・。
では何故竹の花が咲くと不吉だといわれているのでしょうか?
竹の花は120年に一度咲き
一斉に咲いた後
竹林ごと枯死してしまうんだそうです!
花が咲いた!と思ったらいきなり竹林が全滅・・・。
昔の人でなくてもびっくりしてしまいますよね。
この自然現象を昔の人は「天変地異」とか「伝染病」とか言って恐れられていたんです。
竹の花が咲くのは不吉の前兆であるという言い伝えが
各地に残っているのはそのせいなんですね!
うーん。竹の花が咲いたら不吉の前兆なんていわれたら
竹の花を見るのがちょっと怖い気がしちゃいますよね~。
でも、竹の花が咲いて竹林がまるごと消えてしまうと
元通りに回復するまでには15年~20年ほどかかるといわれています。
竹を必要としている人たちにとってこれはとっても不便なことですよね。
昭和40年代には、日本だけでなく世界中のマダケが一斉に開花し
この間竹材生産が大幅に減少してしまい
国内の竹材生産や竹加工業界は大きな被害を受けたそうです。
そんなこともあるんですね・・・驚きです。
[quads id=1]まとめ
竹の花なんて聞いたことも見たこともありませんが
この話を聞くと今までなんの興味もなかった竹ですが
なんだか竹のことが気になり始めませんか?(笑)
気にも留めていなかった竹林にはそんな逸話があるんだなーと思うと
神秘的な気持ちが湧き上がってきます。
竹の花の120年周期、是非お目にかかりたいものですね!