きりたんぽってどんなもの?と聞かれた時に
五平餅みたいに棒についた餅だよ!!と説明したことがあります。
でも、実際きりたんぽと五平餅ってどんな違いがあるんでしょうか?
形はもちろん違うけど、串に刺さってる姿はよく似ていますよね。
今回は、きりたんぽと五平餅の違いや
それぞれの作り方について紹介していきたいと思います!!
きりたんぽと五平餅は同じに見えるけど違う?
きりたんぽと五平餅って、両方共串にささった状態で焼いている餅。
という点から、味付けが違うだけで同じようなものなんじゃないの?
と思っている人いませんか?
どっちがどっちなの?!と悩んでしまう人ももしかしたらいるかもしれませんね!!
きりたんぽも五平餅も、いずれもうるち米を炊いたご飯をつぶして作る
日本の郷土料理であるので、似ていることに変わりはありません。
それぞれの違いについて説明します。
きりたんぽとは?
きりたんぽというのは、秋田県発祥とされる郷土料理のことで
かために炊いたご飯をすりつぶして
串にちくわ状につけて焼いたもののことです。
鍋物に入れたり、甘味噌を塗って焼いたり、スープや煮込み料理などにも使用されます。
米どころの秋田県ならではの郷土料理であるといえますね!
新米で作ると特においしいそうです。
代表的な料理は、「きりんたんぽ鍋」
大館地方の比内地鶏や、季節の野菜や山菜、きのこ類などと一緒に煮込んだもので
とっても温まります。
語源としては、江戸時代に南部藩主が花輪地方を見回った時に藩主をもてなすための料理で「わっぱ」の飯をこねて棒の先につけて焚き火で焼いたものを藩主たちが喜んで食べ、その料理の名前を聞いたところ、短い穂のついた稽古用のやりであるたんぽ槍に形が似ていたのでとっさに「たんぽ」と答えたというのが始まりのようですね~。
形に特徴があり、名前の由来になっているようです。
五平餅とは?
五平餅というのは
ご飯をつぶして細長い板に小判型ににぎりつけて火であぶり
みそだれを塗ってさらに焼いたものです。
団子状のものを串に何個かつける場合もあります。
また、たれにごまやくるみなどを入れたり
しょうゆだれを使う地域もあります。
長野、富山、岐阜、愛知の郷土料理です。
五平餅の由来は、神道において神に捧げる
「御幣」の形をしているというところからきています。
五平餅の「五平」というのは
五兵衛という人物が飯を潰して味噌をつけて焼いて食べたのが
始まりだとする伝承も各地で存在しているようです。
江戸時代に、木曽・伊那地方の山で暮らす人々が
最初に作られているのが起源であるというのが濃厚な説のようですね!
きりたんぽと五平餅の違いは?
きりたんぽも五平餅も米をすりつぶして成形しているものというのは同じですね!
2つの違いといったら、食べ方の違いでしょうか?
きりたんぽは、煮込み料理にしたり味噌ダレに付けたり色々な食べ方をしますが
五平餅はくるみやごまをつけるかつけないかという違いはあるものの
たれを付ける以外の食べ方はあまり聞いたことがありません!
あとは、名前の由来ともなっているそれぞれの形が一番の違いですね!
きりたんぽで簡単に五平餅を作ろう!
きりたんぽは、結構鍋セットみたいな形で売られていることもありますが
五平餅は出来ているもの以外でそのまま売られているのを見かけることはありませんね。
原料が同じということは、きりたんぽを使って五平餅を作る!ということもできるということですよね!
きりたんぽで簡単に五平餅を作る方法を紹介します!
材料
きりたんぽ 3本
いりごま 大さじ1
むきくるみ お好みで
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ2
味噌 大さじ1
みりん 大さじ2
はちみつ お好みで
作り方
1.いりごまとくるみをすり鉢ですって、調味料を合わせます。
2.きりたんぽに割り箸を刺してオーブントースターで焼き目がつくまで焼きます。
3.きりたんぽをサランラップに包んでぺったんこに潰します。
4.フライパンに1でつくったタレをいれえ、火を入れてひと煮立ちさせ、潰したきりたんぽにタレをつけたら出来上がり!
まとめ
きりたんぽと五平餅の違いは、形や調理の方法にあるのだということがわかりましたね!
しかも、きりたんぽを使って五平餅を作ることもできちゃいます!!
きりたんぽ鍋をやって、あまったきりたんぽで五平餅を作る!!
なんてこともできちゃいますね~!
きりたんぽだけで一石二鳥です!!
是非作ってみてくださいね♪