12月に入ると、年末の準備やお正月の準備で何かと忙しくなってきますよね!
お正月の準備のひとつといえばお正月飾りの代表的なものである「鏡餅」ですね。
新しい1年を幸せに過ごせますようにという祈りと
無事に1年を過ごすことができた感謝の気持ちを込めて神様にお供えするものです。
鏡餅は、一般的にお餅の上にみかんをのせて
緑の葉っぱが下に敷いてある姿を思い浮かべますよね!
お餅の下に敷いてある葉っぱって、一体なんの葉っぱなのか知っていますか?
「うらじろ」や「ゆずりは」と呼ばれるものらしいのですが
あまり聞いたことのない名前ですよね。
今回は、鏡餅を飾るときの緑の葉っぱである
「うらじろ」と「ゆずりは」の飾り方や保存方法について解説していきたいと思います。
正月飾りのうらじろとゆずりははどうやって飾る?
鏡餅をお供えするときは、三方に半紙を置いて、その上に紙垂、「うらじろ」や「ゆずりは」を重ね、お餅、昆布、橙などを置いていくというのが一般的な飾り方です。
ちなみに、これらを飾るにはきちんと意味があります。
「だいだい」と言う音が、「代々」に繋がることから、代々家が繁栄するようにという意味が込められています。
また、柑橘類は不老長寿の実とされているので、お正月には欠かせないお飾りということになりますね。
昆布
昆布は子孫繁栄を意味しています。
また、こんぶは「よろこぶ」という意味にも通じるので、大変めでたい縁起物ということで神様にお供えするにはぴったりのものであるとされています。
うらじろ
穂長という別名があり、細く永くという意味を持っているので長命の象徴であるとされています。
葉っぱの裏側の白が清廉潔白を意味していて、飾るときは白いほうを表にして飾ります。
白い色は「清浄」の象徴とされているので、神様のお供えにはぴったりなのです。
また、左右の葉が対になっているので、夫婦円満の象徴とも言われています。
ゆずりは
若い葉と入れ替わるように古い葉が落ちるという特徴があり、「次世代に譲る」「子孫繁栄」を意味する縁起物とされています。
紙垂
和紙を切って作ったもので、紙は「神」を意味し、白い色は清浄を表しているとされています。
四方紅と呼ばれる周りが赤い色で囲まれているものなんかも飾りますね。
三方や紙垂、お餅や橙はどんなものかというのが容易に想像できると思いますが、「うらじろ」と「ゆずりは」は、なんか緑のものがあったきがするけどどんなものだっけ?
二種類もあったっけ?というイメージが強い方も多いのではないでしょうか(;・∀・)
鏡餅の正式な飾り方を紹介します♪
1.まず、三方と呼ばれる木の台の上に四方紅や紙垂を敷きます。
2.その上に「ゆずりは」と「うらじろ」を備えて、大きいお餅と小さいお餅の間に昆布を挟んで飾ります。
3.お餅の上に、紅白のしめ飾り「御幣」と呼ばれるものを乗せます。
4.葉っぱのついた橙を飾って完成です。
正月飾りのうらじろとゆずりはの保存方法は?
「うらじろ」や「ゆずりは」は葉っぱであり植物なので、きちんと保存しておかないと枯れてしまいます。
年末に向けて鏡餅の準備をする際に、お正月まで「うらじろ」や「ゆずりは」をどうやって保存しておいたら良いのか気になりますよね。
これらの保存方法は、入っているビニール袋のまま、陽の当たらない涼しいところに置いておきましょう。
また、冷蔵庫の野菜室に保存しておくというのもアリですね!
水道水で洗ってから、キッチンペーパーなどで包んで保管しておきましょう。
長期間保存する時は、数日起きにキッチンペーパーを交換しましょう。
まとめ
お正月のお飾りには、きちんと意味のあるものが飾られています。
「うらじろ」と「ゆずりは」も、ただ緑が入るとキレイだからという意味ではなく、ちゃんとおめでたい意味がこめられているんですね。
意味を知って飾ると、お正月の準備も楽しいものになりますよね!
保存も上手にして、お正月にキレイな鏡餅を飾るようにしてくださいね♪