おだいりさ~まとおひなさま~♪
という歌がありますよね。
その中に、右大臣と左大臣も登場しますよね!!
歌詞でもわかりますが、赤い顔をしているほうが右大臣です。
右大臣ということで、右に飾ればいいの?と思いますが、右と言っても飾る方からみて右なのか、おひなさまやおだいりさまから見て右なのかって、考えだしたらどっちかわからなくなってきてしまったことありませんか?
今回は、ひな人形の左大臣と右大臣の位置の左右というのはどこから見てなのかということについて解説していきたいと思います!!
ひな人形の左大臣と右大臣の正しい並びは?
右大臣と左大臣というのは、おだいりさまのお供として外出の際には警護をするガードマンのような重要な役割があります。
赤い顔してよっぱらってるけど、すごい重要な立ち位置の人物なんですね!!
ひな人形を飾るとき、五人囃子の下の段にいるのが右大臣と左大臣です。
上から数えると4段目にいる二人ですね!!
右大臣と左大臣というのは、左大臣のほうが偉い人なんだそうです。
そして、偉い人というのは上手の位置に座りますよね。
ひな壇において上手というのは向かって右になります。
何故右側なのかというと、中国の古い言葉に、
「天子は南面し 臣下は北面す」
という言葉があるんです。
天皇から見て日が昇る方角である東側(左手側)のほうが位が高いということになるんです。
左大臣と右大臣はどこからみてどっちが左?右?
右大臣左大臣と言っても、どっちから見て右なのか、どっちから見て左なのかっていうのがかなり混乱してきてしまいますよね。
簡潔にいうと、おだいりさまの方から見て、左側が左大臣、右側が右大臣ということになります。
さてここで、有名な童謡である「たのしいひなまつり」の歌詞を見てみましょう!
金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣
でも、ひな人形の正しい飾り方を調べると、おだいりさまから見て左に飾るのって、赤い顔してませんか?
赤い顔したのが右大臣なら、白い顔してるのが左大臣ということになりますよね?
おかしい!!!と思った方はすごいですね(笑)
コレ実は、作詞者であるサトウハチローさんが勘違いして間違えてしまったんだとか!!!
ひな人形を見る側から見て右にいるので右大臣、左にいるのが左大臣と思ったみたいですね。
普通、おだいりさま側から見て~なんてわかんないですから、間違えるのも無理はありませんよね!!
サトウハチローさんはこの間違いにとてもショックを受けたそうで、この歌があまり好きではなかったんだとか。
それでも、今でもずっと長く歌い続けられているのは、この歌がとっても素敵でずっと歌い続けていきたいとみんなが思ったからですよね♪
右と左間違えたぐらい、たいしたことではないです…よね?(笑)
あくまでも童謡ですし、歌う時に子供たちも困惑してしまいそうですね(笑)
ということで、真実は赤いお顔は左大臣で白いお顔は右大臣ということになります!!
とってもややこしいですね!!
[quads id=1]まとめ
右大臣と左大臣について解説しました!!
ひな人形って、飾るとき、どっちが右なのか左なのか、何段に何を飾るのかきちんと調べないとわかんなくなってしまいますよね!!
こうやって、誰がどういう役割をしていて、どういった意味でこの場所に飾る必要があるのかを考えると、飾りやすくなるかもしれません。
右大臣と左大臣に至っては、ちょっと右と左という言葉が入っているのでちょっとわかりづらいですけどね…。
右大臣と左大臣の関係や飾る位置がわかりづらい!!!と思った方は是非参考にしてみてくださいね!!