そもそも「冬至?何それ?(゜∀。)」という方が多いんじゃないでしょうか?
冬至とは二十四節気の「春分・夏至・秋分・冬至」のくくりで
通称“二至二分”の一つ。
一年で最も昼の時間が短いとされる日です。
この日は、南瓜(カボチャ)の煮付を食べるのが
日本の風習とされています…が、
最近はお年寄りしか食されていませんかね?(´=ω=`)カナシイノォ…
ちなみに・・・
コンニャクを食べたり、
「と」の付く名前の食べ物(豆腐・唐辛子・ドジョウなど)を食べる風習が
ある地域もあるのだとか。
さて、本題の夏至ですが・・・
これは冬至とは逆で一年で最も昼の時間が長いとされる日です。
まだ冬至の南瓜の方が聞いたことあるかもしれませんね。
冬至に南瓜を食べる理由、夏至には…?
南瓜はれっきとした夏野菜ですが、
なぜ冬である冬至に食べられていたのでしょうか?
答えは当時の貧困時代にありました。
昔の冬は農作物が育たないわ、動物は冬眠するわ、
はたまた吹雪で家から外へ出られないわで、
かなり厳しい生活をされていたのだとか(((((´・ω・`)))))ツラソウ…
そこで、登場したのが夏に収穫した南瓜!
南瓜は保存がきくので、冬までとっておいたんですね~(´∀`*)
さらに、南瓜は風邪予防に効果的なビタミンAと
カロチンが多く含まれていて
夏野菜なのに寒い時期にぴったりな食べ物でした。
さらにさらに・・・
昔の人は夏を“陽”、冬を“陰”と考え、
冬に“陽”の食べ物である南瓜を食べて
陽のエネルギーを補充できるとも考えておられたんだとか(* ̄0 ̄)/
ですが冬至に食べると縁起が良いのは南瓜だけではありません。
それは「ん」が二個付く食べ物です
- 南瓜(なんきん)※カボチャのこと
- 蓮根(れんこん)
- 人参(にんじん)
- 銀杏(ぎんなん)
- 金柑(きんかん)
- 寒天(かんてん)
- 饂飩(うんどん)※うどんのこと
これらを総称して「冬至の七種(ななくさ)」と
呼ばれているんだとか(・∀・)カッケー!
全部いっぺんに使う料理は難しいので、
コンニャクをプラスして、
筑前煮や具だくさん味噌汁(豚汁)なんか作っても
いいかもしれません(●´ω`●)
次に夏至です
夏至に食べると良いとされるのがズバリ、
「冬瓜(とうがん)」です
「え?冬瓜って冬の食い物じゃないの?」
「てゆーか、冬瓜って何?」と、
いう声がありそうですが( ´゚д゚`)
いやいや・・・
冬瓜は冬という漢字が使われていますが、
れっきとした夏野菜です!
冬瓜は、大根のように水分量が多くて
夏の火照った身体を冷やしてくれる効果があります。
生姜を効かせたスープにして食べるのがおすすめです!
さらに、
むくみ予防・ダイエットサポート・便秘予防・高血圧の予防、
シミ予防やアンチエイジングなど
女性に嬉しい効果が盛りだくさんです(≧▽≦)キャー
しかし、冬至の南瓜に比べ、
夏至の冬瓜はあまり世間に広まっていない気がしますね…。
その理由は、
当時の夏至がすごく農作業で忙しい時期であることです。
昔は、梅雨明けまでに田植えを終わらせないと
不作になるという言い伝えがありました。
ですから、家族総出で田植えに没頭しなければ
梅雨明けまでに間に合わず、
祭り行事をしている暇がなかったのです。
これにより、夏至の食べ物が根付かなかったとされています。
現代でも・・・
夏至(6月下旬)は雨で洗濯物乾かないわ、
湿気やカビ対策に掃除せねばで大変で、
いつの間にか夏至って終わっていますよね(´・ω・`)オツカレサマデス
地域によって夏至によく食べるものがある!?
「冬至の七種」のように夏至に食べると良いのは
冬瓜だけではないです。
これは、地域によって違いがあるようです(´・∀・`)ヘー
- 関東・奈良 → 新小麦の小麦餅
- 愛知(一部の地域) → いちじく田楽
- 福井(大野市) → 焼き鯖
- 大阪 → タコ
- 京都 → 水無月(ういろうに小豆を乗せた和菓子)
- 四国全域 → うどん
まとめ
いかがでしたか?
あなたの地域ではどの風習がありましたでしょうか?
ちなみに食べ物ではないですが、
冬至はゆずを湯船に浮かせた風呂、
夏至は菖蒲(しょうぶ)という花を浮かせた風呂に入る
風習があるのだとか・・・。
南瓜が苦手!冬瓜が苦手!という方は、
そちらで冬至と夏至をお楽しみください。
それではグッバイ!(/・ω・)/